今日は衛藤桐也くんのお誕生日なんですよ。ものすっごいひさしぶりに桐香穂を書きたくなって、数日前からあれこれ考えていたはずなのに、結局ギリギリになってから書く始末wとても短いけど、わたしは桐也と香穂子ちゃんがいつだって幸せであると思っているよ!✂┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✂続きを読む「衛藤くんっ!」 大きな声で名前を呼ばれる。声で、それが誰か、なんてことはすぐにわかる。 わかっているからこそ、桐也はゆっくりと振り返る。 振り返った先、目の前には息を切らし、肩で息をし、バイオリンケースを抱きしめている香穂子の姿。 彼女は息も切れ切れにしながら、言葉を紡ぐ。「……っ、きょっ、誕生日って、聞いたんですけどっ!」「あー……うん。そう」 誰から聞いたか、なんてことを問いただすまでもないことは明白なので、桐也は肯定の言葉だけを述べる。「お祝い、させてよっ!」 そう言うなり香穂子は桐也の腕を握りしめる、というよりも掴んでくる。「おいしいケーキ屋さんがあるの!」 端的にケーキ屋があるとだけ言葉にし、香穂子は桐也の腕を掴んで歩きだす。―了―畳む 2025.3.30(Sun) 23:28:52 散文
ものすっごいひさしぶりに桐香穂を書きたくなって、数日前からあれこれ考えていたはずなのに、結局ギリギリになってから書く始末w
とても短いけど、わたしは桐也と香穂子ちゃんがいつだって幸せであると思っているよ!
✂┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✂
「衛藤くんっ!」
大きな声で名前を呼ばれる。声で、それが誰か、なんてことはすぐにわかる。
わかっているからこそ、桐也はゆっくりと振り返る。
振り返った先、目の前には息を切らし、肩で息をし、バイオリンケースを抱きしめている香穂子の姿。
彼女は息も切れ切れにしながら、言葉を紡ぐ。
「……っ、きょっ、誕生日って、聞いたんですけどっ!」
「あー……うん。そう」
誰から聞いたか、なんてことを問いただすまでもないことは明白なので、桐也は肯定の言葉だけを述べる。
「お祝い、させてよっ!」
そう言うなり香穂子は桐也の腕を握りしめる、というよりも掴んでくる。
「おいしいケーキ屋さんがあるの!」
端的にケーキ屋があるとだけ言葉にし、香穂子は桐也の腕を掴んで歩きだす。
―了―
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